鏡餅の正体!
気温も一気に下がってきた今日この頃、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
先週若宮幼稚園では餅つきを行いました!
コロナ禍以降はつきたてのお餅を昼食で提供することを控えていたのですが、
後援会さんご協力のもと今年度は数年ぶりに復活しました。
まずは朝から火をおこしてお釜でガンガンにお湯を沸かします。
臼に移したり杵を浸したり、とにかく大量に必要になるので沸かしまくります。
ちなみに釜はクレンザーを塗りたくっておくと後ですすを落とす時に楽になります。
もちつき開始時間から逆算してもちごめの入ったせいろを釜にセットします。
蒸し炊きといった感じでしょうか。炊き上がる時間はだいたい40分、薪をくべ続けます。
炊き立ては湯気がすごいですね。
えー、我々職員は老体ですので、有志のお父さんたちにお手伝いいただきました。
子どもの体験用にまずは8割がたつきあがった餅を作っておいて、そのあとは食べる用をついていきます。
ほとんどのお父さんが餅つき未経験とのことでしたが、様になってますよね!
餅つきの順番を待っている間に炊き上がったもち米を試食です。
お餅ってお米から出来ていたんだね!
その試食もずっと口を開け続けながら待っている子どもがチラホラ。笑
それでは先ほど8割ほどついておいた餅を子供用の臼に移します。
さあ気合を入れてぺったんぺったん!力任せに叩くんじゃなく、引力に任せて落とす感じだぞ。
毎年思いますが、女の子の方が意外としっかりつけるんですよね。
もち米をつくと、こんな感じに出来上がるんだね。
これを今度はみんなのお母さんがおいしいお餅に調理してくれます。
あんこ、きなこ、いそべ、みんなはどれが好きかな?
さあお父さんたち、ラストスパートです!
お母さんたち、最後の仕上げ宜しくお願いします!
みんなおいしく食べられたかな?
特に年少さんはまだお餅自体を食したことがないというおともだちもいましたが、
小さく切ってチャレンジしたところ美味しいと言って気に入っていたようです。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!
さて、日本では稲作信仰からお米を神様の力が宿るもの、生命力の源と考えとても大切にしてきました。
お米でできた餅や酒は特に強い力が宿ると考え、縁起ものとしてお祝いの日に餅つきが始まったようです。
新年では年神様が魂を授けて下さるとして、お餅をその魂として食すのだとか。
そのお餅を丸く作り、神様の象徴である八咫鏡に見立てて飾るのが鏡餅だそうです。
鏡餅は神様そのものだったということだな。皆さまも飾りましょうね。
尚、お年玉のルーツも餅を切り分けて与えたことが始まりだそう。
年神様からの魂 → お年玉
全国のお父さんお母さん、ポチ袋の中身はお餅でもよさそうですよ。(子どもたちからブーイングが…)
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おまけ
同日、隣の八幡宮さんではしめ縄作りが行われていました。
しめ縄作りってこんな風にたくさんの人が総出で行うんですね。初めて見ました。
三つのレバーがついているのがしめ縄製造機のようですが、結構大がかりな装置ですね。
昔はこれを手作業で行っていたことを考えると大変な仕事だ。
島根県の出雲大社さんのしめ縄はものすごく大きいけど、あれはどうやって作っているんだろう??
お台場ガンダムくらいの重機がないとねじれなさそうだけど…。